生きる力のたくましさを教えてくれるのは、何も人間ばかりとは限りません。
この記事では、2024年8月、突然我が家に仲間入りした子猫についてご紹介したいと思います。
٩( ‘ω’ )و
こんにちは!小学校学級担任一筋32年のkiki3と言います。
家に帰ってニャンズを見ていると、学級の子供たちのように一人一人(1匹1匹)の強い個性を感じます。
5人(匹)目の新入り娘に溢れる生きる力の源について人にも通じるものがあるなあと感じます。
どこで暮らしていたの?
ある日、オットの同僚が駐車場で子猫を見つけました。
朝はいなかった子猫。どこから迷い込んできたのか…小さくて痩せたその姿を見て、放っては置けず職員室まで連れてきたとのことでした。
ちなみに、オットは中学校勤務です。
君はどこからきたの?お家はあるの?
我が家へ
動物病院で検査をし、我が家に来ることになった子猫ですが、この時点では、まだ一時保護になるかな…という感じでした。
なぜなら我が家にはすでに4ニャンズがいるからです(^◇^;)
娘と息子が家を離れ、人間:ねこの居住者数は2:4。
これ以上ネコさんたちが増えるのは…という数の上でのブレーキと、一番上のハイシロ姉さん「マロン」が神経質なので、受け入れてくれないだろうなあという予想から、「飼うのは難しい」と考えていました。
でも、いろいろあって、この子猫を我が家で迎えることになりました。
情がうつらないように、飼うことが決まるまでは仮称で呼んでいたのですが…
一番定着している現在の呼び方は、なんと、「あいつ!」です!!!
ψ(`∇´)ψ
背中が大理石のように美しいので、「マーブル」
ミケ猫の毛色から「ミケランジェロ」通称:ミケラン
ちっちゃくて可愛いので「チビ」
しっくりくる名前を探して色々呼んでみたのですが、
一番しっくりくる呼び方が「あいつ!」笑笑
そしてもう一つが「やんのか」ψ(`∇´)ψです!
これまで我が家にはいなかった「やんのかステップ」全開のオラオラキャラで、4人の姉さんたちを翻弄するすごいやつだったのです!
関係ない
当然ですが、生き物は食べなければ死んでしまいます。(アンパンマンの歌にもありますね)
だから、駐車場出身(?)のチビミケは、食べることに対する執着が強く、どんな時にも跳んできて、まずは腹ごしらえをします。
俺のものは俺のもの
お前のものも俺のもの
ジャイアンを彷彿とさせるその姿に、最初は呆気に取られていましたが、今では生きることへの強い意欲と生きる力そのものを感じるようになりました。(=^x^=)
自分の分がまだあるのに、一人だけ移動して真ん中に割って入ってるのがお分かりいただけると思います。
カリカリの上にディップしておいたチャオチュールだけ舐めて、なくなると移動していたのです!
そして最終的には
平成姉妹のチョコとマロンが押されてしまうと言う圧の強さ!
体の大きさも、年齢も関係ない。
先輩だとか、新参者だとか、何のことですか。
「あいつ」の中のルールは、「頑張っていっぱい食べなくちゃ!」だけなのです。
「あいつ」のたくましさ
4人の姉さんたちはジモティー出身で、里親募集で我が家の子になりました。
お母さん猫がいて、生まれた時からお家で暮らしていました。
でも、「あいつ」は、どこでお母さん猫と離れたのかも分かりません。
あったかい寝床があったのか、ご飯はどうやって、何を食べていたのかも分かりません。
保護した時点でのお医者さんの見立ては「生後1ヶ月」
どこから一人になったのかは分からないけれど、まだまだミルクが飲みたい時期にすでにノラだったのは事実です。😢
蟯虫卵駆除の薬をまぶしたごはんをガツガツ食べる姿には、
美味しそう とか
可愛い とかより
いじらしいと言う言葉がピッタリなように感じました。
生きるために
私たちは、食べ物に恵まれたところで生活し、いろんな味を楽しみながら食事をすることに慣れています。
姉さんネコたちは、特別高級なごはんをあげているわけではないけれど、
「最近、このカリカリ食べないな。飽きたのかな。」
「こっちのウェットフードより、こっちの方が人気みたい。」
など様子を見ていて、食に関する焦りがない(あたりまえですが💦)と感じます。
魚系より肉系の味が好き!チキンとかビーフとか💕
私は「乾しかま」が大好き。基本的には隣に誰かいるとあんまり食べたくないです。
でも「あいつ」は、どんな時でも、どんなご飯でもまっしぐら!
さっき食べたばっかりでも、シニア用でも、一番先に到着して食べ始めます。
見事なまでの食への執着!
本能に忠実に
わがまま言わないで、生きるためには何でも食べないと!
「あいつ」の行動による教えは、生きる上での原点だなあって感じます。
わけがある
突然ですが、学校には本当にいろんな子がいますね。
せっかちな子:ゆっくりな子
笑顔が多い子:怒りっぽい子
気持ちが表情や行動に出やすい子:何を考えているのか読み取りにくい子
同じ声掛けをしても、心に響く子:響かない子
本当に多様で、まさに十人十色ですよね。
人はみんなたくさんの感情や表情をもっている多面体ですが、社会において多く表出する感情や表情・行動は、その子の今の性格を反映していると思います。
もちろん遺伝もありますが、育っている環境が大きく影響しているのも事実です。
子供の背景にある家庭の影響は、「その子にとっての当たり前=普通」として学校で現れて、人間関係の中で作用しますよね。
このことを
うちのネコたちを見ていてすごーーーーく感じています(^◇^;)
チビミケが5ニャンズの中で一番強いわけは、生後1ヶ月の過酷な生活ゆえかもしれません。
ネコたちを見ていて、
子供もネコも、それぞれ違った背景をもって、ここに集まっている。
このことを頭において接していくことが、個を否定しないってことにつながるんじゃないかなと思いました。学級経営の根幹ですね。(^-^)
行動の荒っぽさゆえに「あいつ」と呼んでいるチビミケも、もうすっかり我が家のメンバーです。
安心してゆっくりご飯を食べる兆しは見られないけれど、それも、チビミケらしさかなと姉さんたちも受け入れているようです。
ネコの場合は、毛色も性格に影響するとか言われますが、まだまだ生後3ヶ月程度のやんちゃ盛り。これからどんなふうに育って変わっていくのか楽しみにしながら見守っていきたいと思います。
出勤前、朝7時の茶碗ガチャンガラガラガッシャーンはやめて欲しいけど…😅
「助けて!助けて!ネコよ!」(出典:「アレクサンダとぜんまいねずみ(レオ=レオニ)オマージュ)
最後までお読みいただきありがとうございました!
╰(*´︶`*)╯♡
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